IMAP Server


メール・サーバに届いたメールを、手元のパソコンに取ってくる 仕組みには

があります。ここでは IMAP について説明します。

POPとの違い

リモート環境でメールを読むという点に関しては、POPもIMAPも同じです。 ただし、POPでは「読んだメールをクライアント側に持って来てしまう」 ために、いろいろなクライアント・マシンからメールを読むと、 あちこちにメールが散在するのでメールの整理が大変になります。 IMAPでは、読んだメールもサーバ上に残すことができますので、 いろいろなマシンからメールを読んでも一元管理が可能です。

IMAPコマンド

どんな状態でも有効
CAPABILITYサーバがサポートしている認証機構や拡張機能を返す
LOGOUT接続を切る
NOOP何もしないが、接続を保ったり新しいメールを通知する役割がある。
非認証状態で有効
AUTHENTICATE mechanism使用する認証機構を伝える
LOGIN username passwordloginする
認証状態で有効
APPEND mailbox (flags) date {size}メールボックスの最後にメールを追加する
CREATE mailboxメールボックスを作成する
DELETE mailboxメールボックスを削除する
EXAMINE mailboxread onlyモードでSELECTする
LIST basename mailboxmailbox名の一覧を返す
LSUB basename mailboxユーザがsubscribe中のmailbox名の一覧を返す
RENAME old newmailbox名を変更する
SELECT mailboxmailboxを選択する
SUBSCRIBE mailbox購読中のmailboxに追加する
UNSUBSCRIBE mailbox購読中のmailboxから削除する
SELECT状態で有効
CHECKmailbox管理機能を起動する
CLOSEdeletedフラグがついたメールを削除する
COPY messages mailboxメッセージをmailboxにコピーする
EXPUNGEdeletedフラグがついたメールを削除する
FETCH messages data-itemメッセージを取得する
SEARCH (CHARSET) criteriaメッセージを検索する
STORE message dataメッセージのフラグを設定/解除する
UID command argsCOPY, FETCH, STORE, SEARCHで使うメッセージのUIDを使う