2022/03/31 Updated by
2021/06/04 Updated by

Mac arm64: 初期設定


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「ターミナル」の設定

  1. Dock 内に「ターミナル」のアイコンを表示する
  2. Dock中の 「Launchpad」 をクリックして表示されるウィンドウから「その他」を選び、中の「ターミナルを」 Dockにドラッグする。

    1. Dock中の 「Launchpad」 を 1-クリックして Launchpad から起動できるアプリ一覧を表示する。



    2. 表示されるウィンドウから「その他」 を選び、中の「ターミナルを」 Dockにドラッグする。



    3. 「その他」中に表示されている「ターミナル」アイコンを Dockにドラッグする。



    4. 、Dock中に「ターミナル」アイコンが表示されるようになる。



  3. 「ターミナル」を起動して 'uname -m' コマンドを実行し、対話環境のデフォルトのCPUアーキテクチャを確認する。
  4.   $ uname -m 
      arm64
    


  5. Rosettaをインストールする。
    1. Dock中の「ターミナル」を右クリックして、「オプション」から「Finderに表示」を選ぶ



    2. 「ユーティリティ」ウィンドウ中に「ターミナル.app」のアイコンが表示される。



    3. 「ターミナル.app」アイコンの上で右クリックして「情報を見る」を選ぶ。



    4. 「ターミナル.appの情報」のウィンドウ中の「Rosettaを使用して開く」にチェックを付ける。



    5. ここで「ターミナル」を一旦終了する。


    6. 再び「ターミナル」を起動すると 「"ターミナル.app"を開くには、Rosettaをインストールする必要があります。今すぐインストールしますか?」 と聞いてくるので「インストール」を選んで、インストール終了を待つ。



    7. 「ターミナル」を起動してアーキテクチャを確認する。
    8.   $ uname -m 
          x86_64
      


  6. デフォルトを arm64 にする。
    1. Dock中の「ターミナル」を右クリックして、「オプション」から「Finderに表示」を選ぶと「ユーティリティ」ウィンドウ中に「ターミナル.app」のアイコンが表示される。
    2. 「ターミナル.app」アイコンの上を右クリックして「情報を見る」を選び、「ターミナル.appの情報」のウィンドウ中の「Rosettaを使用して開く」のチェックをはずす。



    3. 「ターミナル」を一旦終了する。


    4. 「ターミナル」を起動してアーキテクチャを確認する。
    5.   $ uname -m 
        arm64
      
    6. これ以降は、デフォルトで arm64 で動作するが "arch -x86_64 " を前につけると x86_64 で動く。
    7.   $ arch -x86_64 uname -m  
        x86_64
      
      たとえば 次のようにすれば、Rosetta で zsh が起動する。すなわち、x86_64 アーキテクチャで動作するシェル環境 (対話環境) が手に入ったことになる。
        $ arch -x86_64 zsh  
        $ uname -m  
        x86_64
      
    8. zsh を終了するには exit とタイプすればよい。すると、x86_64 アーキテクチャのシェルは終了するので、arm64 アーキテクチャのシェルに戻る。
    9.   $ uname -m 
        x86_64
        $ exit 
        $ uname -m  
        arm64
      

ファイルアクセスのためのセキュリティ設定

macOS Mojave (10.14, 2018年9月リリース) 以降では、 プロセスが ~/Documents/ や ~/Downloads/ の下にアクセスしようとすると制限がかかるようになった。そのため、「ターミナル」がこれらのフォルダにアクセスできるように設定しておく必要がある。

  1. 「ターミナル」を起動する。
  2. 「ターミナル」内で動作しているシェル(デフォルトでは /bin/zsh)の、カレントディレクトリ(現在のフォルダ)は、初期状態では /home/UserName である (例えば /home/nitta) 。
  3. カレントディレクトリを表示するコマンドは pwd である。また、カレント・ディレクトリを移動するコマンドは cd である。
  4. ホーム・ディレクトリの下の「Documents (ドキュメント、書類)」フォルダに移動しようとすると、一番最初だけはセキュリティの確認を求められるので、「OK」を選択すること。ここで「OK」を選ばなかった場合は、後で自分で「環境設定」「セキュリティとプライバシー」から変更する。






  5. ホーム・ディレクトリの下の「Downloads (ダウンロード)」フォルダに移動しようとすると、一番最初だけはセキュリティの確認を求められるので、「OK」を選択すること。ここで「OK」を選ばなかった場合は、後で自分で「環境設定」「セキュリティとプライバシー」から変更する。