2020/04/07 updated by
2021/06/04 updated by

[お知らせ] (2021/05/31記, 2021/06/04追記)

このWebページの方法でインストールした POV-Ray は M1 Mac (arm64) では正常に動作しません(Renderが終了しません)。 M1 Mac (arm64)ではPOV-RayをHomebrew を用いてインストールする方法を用いて下さい。



POV-Ray: Install on Mac


[Up] Japanese English
  1. macOS Catalina version 10.15.4 へ POVRay 3.7.0.8 をインストールする方法を説明する。
  2. POV-Rayの公式サイトは http://www.povray.org/であり、 Windowsのバイナリファイルはここからダウンロードできる。

  3. Mac版は unofficial サイト megapov.inetart.net からダウンロードできる。 最新バージョン 3.8.x はalpha/beta 状態なので最新版は避けて、 Unofficial POV-Ray 3.7.0.x final, mac GUI をインストールすることにする。 3.7.0.xの現在の最新バージョンは 3.7.0.8のようだ。

  4. 「PovRay3.7.0.8 Unofficial Final with Mac GUI (Code signed)」をクリックすると、PovRay3.7.0.8_Unofficial_Final.zip がダウンロードされる。
  5. zipを展開すると"PovRay3.7.0.8_Unofficial_Final"というフォルダができる。 以下ではこのフォルダの場所を移動しフォルダ名を変更して /Users/nitta/Document/POVRay3.7.0.8/ としたものとして話を進める。

  6. ファインダで展開したフォルダを見て、"POVRay 3.7.0.x.app" をダブルクリックして起動する。
  7. 「"POVRay 3.7.0.x.app" が悪質なソフトウェアかどうかをAppleでは確認できないため、このソフトウェアは開けません。」という警告がでる。 とりあえず「OK」を選択して終了する。

  8. これは「Settings」 で変更する必要がある。
  9. 「システム環境」→ 「セキュリティとプライバシー」 → 「一般」タブ → 「ダウンロードしたアプリケーションの実行許可:」が 「App Store と確認済みの開発もとからのアプリケーションを許可」になっていることを確認する。
    ウィンドウ下の「変更するにはカギをクリックします」をクリックして、管理者としての権限を得てから、 「"POVRay 3.7.0.x.app"は開発元を確認できないため、使用がブロックされました。」の横の 「このまま開く」をクリックする。



  10. 「"POVRay 3.7.0.x.app"が悪質なソフトウェアかどうかをAppleでは確認できないため、このソフトウェアは開けません。」 という警告ウィンドウが表示されるが、「開く」をクリックする。

  11. "POV-Ray Unofficial Message Windows", "POVRayPreferencesFor" という2つのウィンドウ が開くが、これらは無視して構わない。
  12.  
  13. 画面上部のメニューから "POVRay 3.7.0.x" → "Preferences" を選択する。

  14. "MegaPOV Application Prefrences" ウィンドウの "System Include Paths" に、POVRay フォルダのincludeフォルダを「Add」する。 追加できたら「OK」



  15. なんらかのエディタで ".pov"という拡張子を持つファイルを作成し、ファインダ上からダブルクリックすれば POVRayが起動するようになる。
  16. "/Users/nitta/Documents/povray/hajimete.pov" を作成して、クリックすると POVRay の Editor が起動する。

  17. hajimete.pov
    #include "colors.inc"
    #include "shapes.inc"
    #include "stones.inc"
    
    camera {
      location <5,5,-10>
      look_at <0,0,0>
      angle 20
    }
    
    light_source { <0,10,-10> color White }
    
    object {
      Sphere
      texture { T_Stone12 }
    }
    
  18. 画面上部のメニューにおいて "Render" → "Render" を選択すると、png画像が生成されて表示される。 この状態では画像ファイルとして保存されていないので注意。


  19. POVRay の Editor ウィンドウのSettingsアイコン をクリックして、"Image & Quality"で "Image Type: " を "Don't Save" から "png"に変更する。"Render"をクリックすると、画像が生成されて表示されると同時にpngファイルとして保存される(hajimete.povと同じフォルダにhajimete.pngが生成されている)。


  20. [注意] POV-Ray が動作しない場合の対処方法
  21. macOS Mojave (10.14, 2018年9月リリース) 以降では、 ~/Documents/~/Downloads/ の下にプロセスが アクセスしようとするとセキュリティ制限がかかるようになった。

    そのためPOV-Ray が ~/Documents/ の下に置かれたファイルに最初にアクセスするときに、 「POV-Ray に ~/Documents へのアクセスを許可しますか?」 というメッセージが表示されることがある。その場合は「OK」を選択すること。

    状況によってはメッセージが表示されずアクセス禁止されたままになることがある。 その場合は、手動でPOV-Rayに「フルディスクアクセス権限」を与える。

    「システム環境」->「セキュリティとプライバシー」->「プライバシー」
      ->「下の鍵のマーク」->「パスワード入力」
      ->「フルディスクアクセス」を選択してから「+」
      -> 「フォルダの選択肢ウィンドウ」が表示される
      -> 上のバーで「Macintosh HD」を選択してから、Command + Shift + "." で隠しファイルも表示する。
      -> /Users/nitta/Document/POVRay3.7.0.8/POVRay 3.7.0.x.app を選択する。
    

    画面の最上部のメニューバーの「POVRay 3.7.0.x」から「Quit POV-Ray Unofficial」を選択して、POV-Rayを一旦終了する。 POV-Rayを再び起動したときは、~/Documents の下のファイルがアクセス可能になっている。