POV-Ray: 文字列の出力


文字列をオブジェクトとして扱うには、英語の場合であれば text オブジェクトが利用できます。


文字列の表示

textオブジェクトは次のような形式で記述します。

object {
  text {
    ttf "フォントファイル名",
    "作成する文字列",
    文字の厚さ, 0
  }
  texture { ... }
}


string1.pov
#include "colors.inc"
#include "shapes.inc"
#include "stones.inc"

#include "komuro.inc"

camera {
  location <5,5,-10>
  look_at <0,0,0>
  angle 20
}

light_source { <0,10,-10> color White }

object {
  text {
    ttf "crystal.ttf",
    "abc",
    1, 0
  }
  texture { T_Stone12 }
}

object { XYZaxis }

利用できるフォントファイル(*.ttf)は、以下の3種類のフォルダにあるものです。


日本語の文字を表示する

公式版のPOVRayでは、日本語TrueTypeフォントを利用した立体文字列オブジェクトを 作ることはできません。(改良版POVRayを利用すると可能です。)

ここでは、どのPOVRayでも通用する「2次元の図として表現した日本語文字列を立体にする」方法で日本語文字列を表示してみます。