2020/07/05 Updated by

Anaconda

TensorFlow2 を CPU で実行する環境 (Windows)


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TensorFlow 2 をCPUで実行する環境を Windows 上に作る。

前提条件

[注意事項 (2020/July/05)] 2020/July/05 時点で anaconda3 上の python 3.6 + pip 1.9以上 で 'tensorflow' パッケージとしてインストールされるのは tensorflow2 (version 2.2.0) である。


python + CPU環境を生成する

  1. Anaconda で python 3.X の環境がインストールされているものとする。(X ≥ 7)
  2. conda promptを起動して、condaが生成したウィンドウの中で以下の作業を行う。
  3. condaを最新版にしておく。
  4.     conda update -n base -c defaults conda
    
    [注意]update途中で必要なファイルが存在しない、というエラーがでて、anacondaの再インストールが必要になることがあった。
  5. tensorflow 2のインストールには pip のversionが19.0 より大きい必要があるそうだ。
  6.     (deep-tf2) C:\Users\nitta>  pip install --upgrade pip
    
    [注意]pipをupgradeすると、ほぼ確実に pip 実行プログラムが壊れる。なぜ? anaconda自体を一旦消してインストールし直した。 最新のanacondaではpipのバージョンは最初から19.0より大きいのでpipの更新作業は省略した。
  7. conda で新しい python 環境を作成する。 ここではpython環境の名前は deep-tf2 とする。 tensorflow や pytorch との親和性から python 3.6 を使うこと。
  8.     (base) C:\Users\nitta>  conda create -n deep-tf2 python=3.6 jupyter 
    
  9. 作成したpython 環境に切り換える
  10.     (base) C:\Users\nitta>  conda activate deep-tf2  
    
  11. tensorflow 2 GPU 版をインストールする。(tensorflow2では cpu版もgpu版も同梱されているようだ)
  12.     (deep-tf2) C:\Users\nitta>  pip install tensorflow  
    
  13. kerasはtensorflow2 に含まれるので、新たにインストールする必要はない。
  14.     (deep-tf2) C:\Users\nitta> python
        
    
  15. kerasのインストール。 [注意] kerasはtensorflow2に含まれているので、特別にインストール作業はいらなくなった。
  16.     (deep-tf2) C:\Users\nitta>  pip install keras  
    
  17. よく使うモジュールのインストール
  18.     (deep-tf2) C:\Users\nitta>   pip install scipy scikit-learn pillow h5py matplotlib pandas  
    
  19. 自然言語関係のモジュールのインストール
  20.     (deep-tf2) C:\Users\nitta>  pip install nltk  
    
  21. 自然言語(word2vec)関係のモジュールのインストール
  22.     (deep-tf2) C:\Users\nitta>  pip install gensim  
    
  23. OpenCVのインストール
  24. condaでインストールするのが嫌な場合は、pipで次のようにしてインストールする。 今回はこちらのpipを使う方法でインストールしてみた。

      pip install opencv-python
    

    前は、conda でインストールするので次のようにしていたが、 conda環境の中でcondaコマンドを使うとpythonへのパスが変わることがあり、 一旦 deactivate してから再びactivateする必要があった。 そのため、今回はこの方法は取らず、なるべくpip でインストールする方法を採用した。

    
        (deep-tf2) C:\Users\nitta>  conda install opencv  
        (deep-tf2) C:\Users\nitta>  conda deactivate    ← 環境の中でcondaコマンドを使った場合は、一旦環境を抜けてactivateし直すべし。
        (base) C:\Users\nitta>  conda activate deep-tf2  
        (deep-tf2) C:\Users\nitta>