matplotlib 入門 (8) nitta@tsuda.ac.jp

8章: 軸の指定 (2)

8-1: 軸の共有 (sharex, sharey)

複数の座標系 (Axes object) を配置したとき、軸の目盛ラベルが重なってしまうことがある。 このような場合は、y軸やx軸の目盛ラベルを共有して見やすくできる。

8-2: 軸を行/列単位で共有する (sharex='row' or 'col', sharey='row' or 'col')

軸のスケールが異なるAxes の間で軸を共有すると、スケールの大きい方の軸が採用されるため、一方が小さく表示されてしまう問題がおきる。 このような場合は、軸の共有範囲を制限する。

8-3: 軸のスケーリングを制御する (axis, set_aspect)

グラフをプロットする場合、指定された領域に描画されるので、x軸とy軸のスケールが同じであっても、縦長や横長に表示されることがある。x軸とy軸を同じスケールで表示するメソッドが用意されている。

8-4: 軸のスケーリングを変更する (set_yscale, set_xscale)

x軸やy軸のスケーリングはデフォルトでは 'linear' だが、 これを 'log', 'semilog', 'symlog', 'logit' などに変更することができる。

対数スケーリングに変更してみる。

8-5: 座標系 (Axes) の左右に異なるスケールの軸を設定する (Axes.twinx)

スケールの異なる2つのデータを描画して、それぞれ比較したい場合がある。この場合は、異なるスケールのy軸(Axesオブジェクト)を反対側(右)に追加で配置する。