2021/10/21 Updated by

How to Install Bash on Windows


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2016年にβ版として公開された "Bash on Ubuntu on Windows" 機能が、Windows10で正式に対応となった。

[注意] WSL (Windows Subsystem for Linux) をインストールすると ssh サーバのポート (tcp 22番)がオープンになる。 PCがファイアウォール外のネットワークに直接接続している場合は、 攻撃対象となる可能性があるので注意が必要である。

  1. Windowsを最新版にする。
  2. 「開発者モード」を有効にする。
    1. 「設定」→「更新とセキュリティ」→「開発者向け」において「開発者モード」を「オン」にする。



    2. 危険性を指摘したうえで「開発者モードをオンにしますか?」と確認を求められるので「はい」をクリックする



    3. 「Linux 用 WIndows サブシステム」を有効にする。
      1. Windowsのデスクトップの左下の検索欄で「Windows」と入力し、表示された選択肢の中から、 「Windowsの機能の有効化または無効化」を選択する。



      2. 「Linux用Windowsサブシステム」 "Windows subsystem for Linux" にチェックを入れる(= 有効化する)。



      3. Windowsを再起動する。
    4. Windows に Linux をインストールする。
      1. Windows Store を起動し、"linux" を検索する。または、https://aka.ms/wslstore にアクセスしてもよい。
      2. Linuxの一覧が示されるので、好きなディストリビューションを選択する。ここでは "Ubuntu" を勧める。



      3. 「インストール」が終了すると「起動」をクリックする。






      4. 対話環境が起動する。最初にユーザ名を聞かれるので好きな名前を登録する(以下では、ここで"nitta"と指定したとする)。「アルファベットと数字のみから構成され、空白文字が入っていない」ユーザ名にすること。パスワードは類推されにくいものにすること(2回タイプする)。



      5. Ubuntu上でbashが起動する。



      6. Windowsの各ドライブは /mnt/{c,d,e} のように見えている。
      7. したがって、自分のWindowsのホームディレクトリは "/mnt/c/Users/nitta" (nittaの部分は人により異なる)として見えている。
      8. Linuxのホームディレクトリから、Windowsのホームディレクトリにシンボリックリンクを張っておくと便利だろう。~/doc がWindowsのホームディレクトリを意味するようになるので。
      9.     nitta@gtune:|$ ln -s /mnt/c/Users/nitta/Documents  ~/doc     → シンボリックリンクをはる(一度だけやればよい)。
            nitta@gtune:|$ cd ~/doc     → Windowsのホームに移動する。
            
      10. 以後、「スタートメニュー」から「Ubuntu」を選択すると bash が起動する。



      11. javacをインストールしておく。
      12.     nitta@gtune:|$ sudo apt install openjdk-11-jdk-headlessnitta/Documents  ~/doc     → javac をインストールする。
            [sudo] password for nitta:  → 自分のパスワードをタイプする。