public interface ButtonModel extends ItemSelectable
このモデルは、チェックボックスやラジオ・ボタンなどの特殊なボタンにも、通常のボタンにも同様に使用します。あとで説明しますが、実際に状態を管理するためにモデル上でメソッドを呼び出すのは、ボタンのUIです。
簡単に言うと、通常のボタンの上でマウス・ボタンを押して指を離すと、ボタンがトリガーされ、ActionEventがトリガーされます。ボタンのLook & Feelによって定義されているキーボード・キー(典型例はスペース・バー)でも、同じ動作を行えます。ボタンがフォーカスされた状態でこのキーを押して指を離すと、同じ結果になります。チェックボックスとラジオ・ボタンの場合、ここで説明したようなマウスまたはキーボードの操作で、ボタンが選択されます。
詳しく述べると、ボタンの状態モデルは、マウスで使用した場合に、次のように動作します。
ボタンの上でマウスを押すと、モデルが作動準備完了で押下状態になります。マウスが押された状態であるかぎり、マウスをボタンの外側に移動しても、モデルは押下状態のままになります。逆に、ボタンの境界内でマウスを押下状態のままにしている間のみ、モデルが作動準備完了になります(ボタンの中や外に移動できますが、モデルはボタン内で費やされた時間の部分の間だけ作動準備完了になります)。モデルが作動準備完了状態の間にマウスが離される、つまり、マウスがそのボタンの上で以前に押されていた(およびまだ離されていない)後に、ボタンの上でマウスが離されると、ボタンがトリガーされ、ActionEventが起動されます。マウスが離されると、モデルの作動準備が解除され、押下されていない状態になります。
詳しく述べると、ボタンの状態モデルは、キーボードで使用した場合に、次のように動作します。
ボタンがフォーカスされている間に、Look & Feel定義のキーボード・キーを押すと、モデルが作動準備完了で押下状態になります。このキーが押されたままであるかぎり、モデルはこの状態のままになります。キーを離すと、モデルが作動準備解除され、押下されていない状態に設定され、ボタンがトリガーされて、ActionEventが起動されます。
| 修飾子と型 | メソッドと説明 |
|---|---|
void |
addActionListener(ActionListener l)
モデルに
ActionListenerを追加します。 |
void |
addChangeListener(ChangeListener l)
モデルに
ChangeListenerを追加します。 |
void |
addItemListener(ItemListener l)
モデルに
ItemListenerを追加します。 |
String |
getActionCommand()
ボタンのアクション・コマンド文字列を返します。
|
int |
getMnemonic()
ボタンのキーボード・ニーモニックを返します。
|
boolean |
isArmed()
ボタンが作動準備状態であることを示します。
|
boolean |
isEnabled()
マウス・ポインタなどの入力デバイスで、ボタンを選択したり、トリガーしたりできるかどうかを示します。
|
boolean |
isPressed()
ボタンが押されているかどうかを示します。
|
boolean |
isRollover()
マウス・ポインタがボタンの上にあるかどうかを示します。
|
boolean |
isSelected()
ボタンが選択されているかどうかを示します。
|
void |
removeActionListener(ActionListener l)
モデルから
ActionListenerを削除します。 |
void |
removeChangeListener(ChangeListener l)
モデルから
ChangeListenerを削除します。 |
void |
removeItemListener(ItemListener l)
モデルから
ItemListenerを削除します。 |
void |
setActionCommand(String s)
ボタンがトリガーされたときに
ActionEventの一部として送られるアクション・コマンド文字列を設定します。 |
void |
setArmed(boolean b)
ボタンを作動準備状態または作動準備が解除された状態としてマークします。
|
void |
setEnabled(boolean b)
ボタンを有効または無効にします。
|
void |
setGroup(ButtonGroup group)
ボタンが属するグループを識別します。これは、グループ内で排他的な選択をするラジオ・ボタンに必要です。
|
void |
setMnemonic(int key)
ボタンのキーボード・ニーモニック(ショートカット・キーまたはアクセラレータ・キー)を設定します。
|
void |
setPressed(boolean b)
ボタンを押された状態または押されていない状態に設定します。
|
void |
setRollover(boolean b)
ボタンのロールオーバー状態を設定または解除します。
|
void |
setSelected(boolean b)
ボタンを選択または選択解除します。
|
getSelectedObjectsboolean isArmed()
truesetArmed(boolean)boolean isSelected()
trueboolean isEnabled()
trueboolean isPressed()
trueboolean isRollover()
truevoid setArmed(boolean b)
b - ボタンを作動準備状態にするかどうかvoid setSelected(boolean b)
b - ボタンを選択する場合はtrue、選択を解除する場合はfalsevoid setEnabled(boolean b)
b - ボタンを有効にするかどうかisEnabled()void setPressed(boolean b)
b - ボタンを押された状態にするかどうかisPressed()void setRollover(boolean b)
b - ボタンがロールオーバー状態かどうかisRollover()void setMnemonic(int key)
key - アクセラレータ・キーを指定する整数値int getMnemonic()
setMnemonic(int)void setActionCommand(String s)
ActionEventの一部として送られるアクション・コマンド文字列を設定します。s - 生成したイベントを識別するStringgetActionCommand(), ActionEvent.getActionCommand()String getActionCommand()
StringsetActionCommand(java.lang.String)void setGroup(ButtonGroup group)
group - ボタンが属するButtonGroupvoid addActionListener(ActionListener l)
ActionListenerを追加します。l - 追加するリスナーvoid removeActionListener(ActionListener l)
ActionListenerを削除します。l - 削除するリスナーvoid addItemListener(ItemListener l)
ItemListenerを追加します。addItemListener、インタフェース: ItemSelectablel - 追加するリスナーItemEventvoid removeItemListener(ItemListener l)
ItemListenerを削除します。removeItemListener、インタフェース: ItemSelectablel - 削除するリスナーItemEventvoid addChangeListener(ChangeListener l)
ChangeListenerを追加します。l - 追加するリスナーvoid removeChangeListener(ChangeListener l)
ChangeListenerを削除します。l - 削除するリスナー バグまたは機能を送信
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