BoundType - JAXBが処理方法を知らない型。ValueTypeを介してこの型をメモリー内表現として使用できるようにアダプタは記述される。ValueType - JAXBが初めから処理方法を知っている型。public abstract class XmlAdapter<ValueType,BoundType> extends Object
使用法:
一部のJava型、たとえば、HashMapまたはその他の非JavaBeanクラスなどは、そのままではXML表現にマップされません。反対に、XML表現はJava型にマップ可能ですが、アプリケーションが別のJava型を使用してそのXML表現にアクセスすることを選択する場合もあります。たとえば、スキーマからJavaへのバインディング規則では、デフォルトでxs:dateTimeがXmlGregorianCalendarにバインドされます。しかし、アプリケーションがxs:dateTimeをカスタム型、たとえば、MyXmlGregorianCalendarにバインドすることを望む場合もあります。いずれの場合でも、アプリケーションがXMLコンテンツにアクセスするときに使用するバウンド型と、XML表現へとマップされる値型の間に不一致が存在します。
このabstractクラスは、バウンド型を値型に、またはその逆に適応させるためのメソッドを定義しています。整列化および非整列化の実行中に、これらのメソッドはJAXBバインディング・フレームワークによって呼び出されます。
XmlJavaTypeAdapterを使用してアダプタを組み込みます。 例: HashMapのカスタマイズ・マッピング
次の例は、@XmlAdapterと@XmlJavaTypeAdapterを使用してHashMapのマッピングをカスタマイズする方法を示します。
ステップ1: HashMapに対する適切なXML表現を決定します。
<hashmap>
<entry key="id123">this is a value</entry>
<entry key="id312">this is another value</entry>
...
</hashmap>
ステップ2: 上記のXML表現が従うべきスキーマ定義を決定します。
<xs:complexType name="myHashMapType">
<xs:sequence>
<xs:element name="entry" type="myHashMapEntryType"
minOccurs = "0" maxOccurs="unbounded"/>
</xs:sequence>
</xs:complexType>
<xs:complexType name="myHashMapEntryType">
<xs:simpleContent>
<xs:extension base="xs:string">
<xs:attribute name="key" type="xs:int"/>
</xs:extension>
</xs:simpleContent>
</xs:complexType>
ステップ3: 上記のスキーマ定義を生成可能である値型を記述します。
public class MyHashMapType {
List<MyHashMapEntryType> entry;
}
public class MyHashMapEntryType {
@XmlAttribute
public Integer key;
@XmlValue
public String value;
}
ステップ4: 値型MyHashMapTypeを、バウンド型HashMapに適応させるアダプタを記述します。これはアプリケーションによって使用されます。
public final class MyHashMapAdapter extends
XmlAdapter<MyHashMapType,HashMap> { ... }
ステップ5: アダプタを使用します。
public class Foo {
@XmlJavaTypeAdapter(MyHashMapAdapter.class)
HashMap hashmap;
...
}
上記のコード・フラグメントは、次のスキーマにマップします。
<xs:complexType name="Foo">
<xs:sequence>
<xs:element name="hashmap" type="myHashMapType"
</xs:sequence>
</xs:complexType>
XmlJavaTypeAdapter| 修飾子 | コンストラクタと説明 |
|---|---|
protected |
XmlAdapter()
派生クラス用の何も実行しないコンストラクタです。
|
public abstract BoundType unmarshal(ValueType v) throws Exception
v - 変換する値。nullも可。Exception - 変換中にエラーが発生した場合。呼出し側はValidationEventHandlerを介して、このエラーをユーザーに報告する。public abstract ValueType marshal(BoundType v) throws Exception
v - 変換する値。nullも可。Exception - 変換中にエラーが発生した場合。呼出し側はValidationEventHandlerを介して、このエラーをユーザーに報告する。 バグまたは機能を送信
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